山本ホテル

菓子・料理研究家 山本ゆりこの日々
エコバック
ロンドンのデパートやスーパーマーケット、
そして本屋さんでも、エコバックだらけです。
ロンドンは布やジュートのような天然素材が目立ちます。
パリのエコバックは、シャカシャカとしたビニール素材や、
レジャーシートのような厚手のビニール素材のものが
多かったような……気がします。

どこでも目にするので、かわいいデザインが
あったら買いたいなあと物色しているにもかかわらず、
なかなかこれというものに出合っていません。

お店からもらう袋で、John Lewis というデパートの
デザインがとても好きで、これがそのままエコバックに
なったら絶対に買うのにと思っているのですが、
このデパートのエコバックはすでにあって、
残念ながらこのデザインではありません。


これが John Lewis の袋

そうしたら一昨日、ロンドンで最も安い服屋で有名な
PRIMARK で、とうとう見つけました。PRIMARKは、
TOP SHOP や H&M、FOREVER 21の比ではない安さ。
おそらくロンドンの中心街を歩いている人で、
ここの紙袋を持っている人が一番多いのではと思います。
ここの紙袋のデザインもかわいくて、最初どこぞの
ブランドだろうと思ったものです。まさか下着を1ポンドで
売っているようなお店の袋には見えませんでしたから。


1.5ポンド、200円くらいです

80年代っぽいペパーミントグリーンのストライプに
PRIMARK というフォントのバランスがいいなあと思います。
ただ、いつも思うのが、どうして布製で横長のエコバックが
ないのだろうってこと。縦長って少々使いづらいと
思うのですが、皆さんはどう思われますか?
09:47 | - | comments(0) | trackbacks(0) | author : yamamotohotel
甘い朝食

ロンドンでは朝食を出している
カフェやレストランが多いので、
早起きして「朝食を食べに行こう」と
出かけるきっかけになります。

友人のフラットからバスだと数分、電車だとひと駅のところに
ロンドンで今一番お気に入りのケーキ屋さんがあります。
ここも朝食がいただけるというので、出かけていくことに。

朝食メニューより、ショウケースに並ぶ甘いお菓子にひかれ、
私はカフェラテとジンジャーモラセスケーキをチョイス。
友人もそれにつられて、塩バターキャラメルの
カップケーキとミントティーをオーダーしました。
私はミルク入りのコーヒーさえあれば、甘いお菓子が
朝食でも全く問題ありません。むしろウエルカムです。


手前の真っ黒がジンジャーモラセスケーキ

モラセスはお菓子作りが好きな人にとって憧れの
製菓材料でした。これはイギリスやアメリカの
お菓子の本に必ず出てくる黒いドロッしたシロップです。
イギリスのお菓子には、ゴールデンシロップとか
モラセスとかいう、シロップを使ったものが結構あって、
手に入らなかった頃は蜂蜜などで代用していた気がします。
東京で一人暮らしをはじめて、モラセスを買っても
結局全部は使いきれずに、捨ててしまった記憶も。
そんなことを思い出しながらいただきました。
すりおろした生のジンジャーのピリピリ感と
独特の風味とコクのモラセスがよく合っています。
喩えようのないクセがあるところがかなり好きな味です。


あっという間にペロリ

以前ここのオーナーさんに、友人が麦茶パックを
私がカフェオレボウルの本をお送りしていたので
お礼にとこんなにたくさんお菓子をくださいました。


真ん中の渦巻きは新作のシナモンバンズです

おかげで明日の朝も、甘い朝食がいただけます。
楽しみです。(私だけかな?)

09:45 | - | comments(0) | trackbacks(0) | author : yamamotohotel
ジェフリーミュージアム

イギリスの中産階級の人々の暮らしていた部屋を
再現&公開しているジェフリーミュージアム。
1600年くらいから現在までのイギリスの裕福な階級の
人たちの暮らしを垣間見ることができます。
こぢんまりしているので、1時間ほどで見てまわれます。



まずはこの器が、入口のガラスケースに
シンボルのように展示してあります。
これは1780〜90年代のカスタードカップセット。
アーティチョークというヨーロッパでは
一般的な野菜の形をしていて蓋つきです。
説明を読むと、カスタードは18世紀のイギリスでは、
ポピュラーな食べ物だったらしく、
クリームと卵黄を合わせて沸騰させ、
時々シナモンや砂糖を加えて作っていたとか。
さらにレモン、アーモンド、オレンジなどで香りをつけ、
ヴァリエーションを楽しんでいたようです。
いただくタイミングとしては、第2コースの
ローストもしくはゆでたお肉と一緒に供されました。

「カスタードソース」はフランス語でも、
「イギリスのクリーム」という意味の言葉で、
「クレーム・アングレーズ」といいます。
イギリスのスイーツにカスタードソースは
欠かせないもので、簡単に作れるインスタント
カスタードパウダーなども売っています。

この器はイギリスの食文化を象徴するものだから、
トップを飾る場所に置いてあるのかなと思いました。


ミュージアム内には本が置いてある
リーディングルームがあります
その壁に描かれたおとぎ話の挿絵のような絵
色のトーンがやさしくて見ていると落ち着きます

08:43 | - | comments(0) | trackbacks(0) | author : yamamotohotel
マーケット巡り

フランス語ではマルシェ、そして英語はマーケット。
ロンドンの日曜日は、コロンビア通りの花マーケットが
おすすめです。通りにもかわいいお店がいっぱいあるし、
ちょっとしたアンティークマーケットエリアもあって、
お花やかわいいものに囲まれてテンションが上がります。
できれば朝9時くらいに現地に着くのがいいかも。
10〜11時くらいから異様に混んでくるのです。


絨毯のように並べてあったプリムローズ
プリムローズって響き、かわいくて好きです



この光景がものすごくかわいくて。
子供たちがパパに頼まれて、ファラフェル(ヒヨコ豆のコロッケ)を
買っていたのですが、左のお兄ちゃんが
しっかり受けとっているのを知らない左の弟君が
一生懸命おじさんに「ファラフェルは?」って
指をさしているところ。おじさんは「もう渡したよ」
っていっても、全くわかってない様子。とてもかわいかったです。
ちなみにSAMOSAはインドの三角形の揚げ物で、
ロンドンのファーストフードのひとつです。(肉まんみたいなもの)


マルチカラーの水玉は、やっぱりかわいい

コロンビア通りでは、スペインレストランで
スパニッシュブレックファーストをいただきました。
チョリゾーというやや辛くてコクのある固めの
ソーセージ(見た目も赤いです)と、目玉焼きが2つ、
チャバッタというパンの上にのって出てきました。

その後はバスでちょっと移動して、
Brick Lane という通りからSunday up marketへ。
こちらはインターナショナルなお惣菜やスイーツなどの
フードスタンド、古着などの服やアクセサリーなどの
スタンドが並ぶやや若者向けのマーケットです。


かわいい古着やさんもたくさんあるエリアです


ロンドンでも定番になったカップケーキ
ここのはすごくおいしそうでした

フードスタンドエリアは、とっても楽しいのですが、
何を食べようか、結構悩みます。ぐるぐるぐるぐる
何度も行き来して、いただいたのがマレーシア風パンケーキ。
パリパリのクレープと大判焼きを合わせたような食感、
コーンのような、ココナツのような、甘い香り、
フィリングもいろいろ選べて(小豆の餡もありました)、
これもまた未体験の味でした。

ロンドンは早くから日本食が浸透しているので、
(ヨーロッパで回転寿司が一番にできたのも確かロンドンです)
ここには、タコ焼きまでありますよ。
ただ、このエリアを廻った後は、お好み焼き屋さん帰り
みたいに服にかなり匂いがついてきます。

朝から2つのマーケットを巡りましたが、
これが普段の生活の中の一部というロンドンの人は
本当にうらやましいです。

07:54 | - | comments(0) | trackbacks(0) | author : yamamotohotel
ファッションウイーク
ロンドンファッションウイークが始まりました。
普段はコム・デ・ギャルソンで働いている友人が
コレクションでショーをするデザイナーのひとり
コリー・ニールセンさんの音楽を担当するというので、
前日夜遅くまでスタジオと自宅の行き来をしていました。
そう、彼の本業はサウンドデザイナーなのです。

話には聞いていたファッションショーの音楽。
今回初めて目の前で見ることができました。
それにしても、集まっている人々はお洒落です。
やっと服を気にするようになった私なんか場違い?
ていうくらい、お洒落で個々を表現しています。

今回のコリーさんのデザインテーマが、
スコティッシュ(スコットランド風)だったので、
音楽にはアクセントにバグパイプが使われています。
途中、コリーさんの意向で差し替えられたフレーズに
「それなんだか、浮世絵っぽくない?スコティッシュ
じゃないよね」と訳のわからない素人意見をいったり、
でも、最終的には納得のいく音楽を作れたようです。
まずはそれが一番だと思います。
納得を重ねていくことが自信につながると。

こちらがショーの様子↓

スタート
http://www.youtube.com/watch?v=2Tbs1QgBLSU
ファイナル
http://www.youtube.com/watch?v=mpl67LzS9HQ

ショーが終わったあと会場内のカフェでお茶を。


TOM'S KITCHEN というフォントがかわいい


天井のキューブの出っ張りがかわいい


この常温にケーキを置くのが
日本ではできないんですよね
甘いもの好きはテンションが上がる光景



逆光ではっきりと写せませんでしたが、
疲れ切った友人とこのショーで初めてお会いした
建築家の女性です。彼女はフランス語が
話せるので、とても助かりました。
ファッションといえば、彼女の着こなしが
一番私のツボにはまりました。
襟ぐりにステッチの入った紺のジャケットと
黒のパンツに、紺の皮製の紐靴、そして
淡いグレーのふわっとしたマフラーを巻いて。
デザイナーのコリーさんもちょっと顔を出して
くださったのですが、彼女の白いシャツに、
同布で太めのネクタイがついていて素敵でした。
でも顔は……寝てないんだろうなあというくらい
疲れ果てていました。本当にお疲れ様でした。
でも友人も含めてみんな、好きなことをしていて、
とってもキラキラしていましたよ。
09:30 | - | comments(0) | trackbacks(0) | author : yamamotohotel
ディムサム

英語で点心のことを Dim sum ディムサムといいます。
ですからお茶と一緒に点心をつまむ飲茶のことも
こちらに住んでいる日本の方はディムサムって
言っているようです。だから私も真似してディムサム。

先日クリームティーを一緒にいただいた友人から
ディムサムのお誘いを受け、これまたおいしいと
ロンドンでも評判のお店に行くことになりました。
以前、ここには別の友人と来たことがあって、
シュウマイや大根餅などの点心もさることながら、
トロリと餡のかかった「福建炒飯」のおいしさが
私の舌の記憶にしっかり残っていたのです。

私が「福建炒飯はどう?」とさりげなく提案すると、
友人は「福建炒飯食べちゃうと、他の点心が
入らないかもよ。じゃあ点心を少なめにして、
福建炒飯頼んじゃおうか」と、私の意向を
くんでくれたのです。ですから、まずはエビのすり身と
ゴマがまぶしてあるひと口サイズの大根餅と
シュウマイ、福建炒飯をオーダーしました。


右側のが福建炒飯。天津飯とはまた違った餡
オイスターソースっぽい甘辛めのつけです

ところがところが2品と炒飯はペロリです。
「もっと食べれちゃうね」って言いながら、
追加することさらに5品、だったかな?
もちろんデザートは別腹です。友人が「ここのは
どれもおいしいよ、特にマンゴープリンがおすすめ」
という言葉に促されマンゴープリンをいただくことに。


マンゴープリンもハート形でした
ヴァレンタインは過ぎているのに……、

マンゴープリン、想像の枠を超えていました。
甘いカスタードソース?と思いきや、塩味なのです。
チーズのような、コーンのような、
どこかで味わったことのある何かが奥に隠れています。
ややしょっぱいこのソースが、甘いマンゴープリンと
絶妙にマッチしていて、まさに未体験の味。
久しぶりに「これはあり」と思える組み合わせでした。
誘ってくれた友人に感謝です。

最近食べもののことばかりですね。
そろそろ文化の香りのする内容に戻さねば。

10:51 | - | comments(0) | trackbacks(0) | author : yamamotohotel
イングリッシュブレックファースト

ロンドン滞在中に必ず1回はいただくのが、
イングリッシュブレックファースト。
普段の朝は、カフェオレとパンだけという私も、
ロンドンに来れば、炭水化物、脂質、たんぱく質の
塊のようなこの朝食プレートが食べたくなります。

先週の土曜日は天気がよかったので、
友人のフラットの近くを流れる小さな運河を
散歩がてら運河沿いのレストランへ行きました。
サンドイッチプレートやらサラダプレートやら
魅力的なメニューが他にもあったのに、
なぜか3人ともイングリッシュブレックファースト。



とってもおしゃれなカフェ・レストランなので、
イングリッシュブレックファーストのプレートに
ベイクドビーンズがのっていませんでした。
ソーセージ、目玉焼き、ベーコン、グリルドトマトに
マッシュルーム、そして薄切りトーストのみ。
これは私が発見した?一説なのですが、
大衆的なカフェのイングリッシュブレックファーストには、
ベイクドビーンズがのるのに、おしゃれなカフェは
のらない場合が多いということ。ベイクドビーンズって、
大皿に他のものと一緒に盛りつけるのって
案外難しいんですよね。トマト色のソースが、
ベーコンや目玉焼きのところまで侵入してきたりして。

ここのはベーコンがとびきりおいしかったです。


「カモにエサをあげないで」看板
不思議な色のインクですよね

寒さで運河に氷が張っていました。
ここだと水鳥もスケートができますね。

04:29 | - | comments(0) | trackbacks(0) | author : yamamotohotel
ヴァレンタインデー

2月14日はこちらもヴァレンタインデー。
愛する者同士が愛を深め合えるように、
レストランでは特別メニューを提供しています。
私も恋人たちのお祭り?に便乗し、
友人のフラットの近くにある素敵なパブへ。
パブというのは、お酒も飲めてご飯も食べられる
イギリス特有のレストラン形態です。
「居酒屋」と訳されますが、あってるようなないような。
旅行者は入れない雰囲気があるという意味では、
居酒屋っぽいかもしれません。夜は特にムーディーです。

ヴァレンタインメニューは前菜、メイン、デザートが
それぞれに4〜5品用意されていて、
サーヴィスとして、食前にバラ色のシャンパン、
食後にホームメイドのプシュっと口の中で溶ける
ようにやわらかいココナツマシュマロが出てきました。
溶けたチョコレートにつけながらいただきます。

私は前菜にホタテのポワレとカリフラワーのピュレ
メインにラムチョップと根野菜のロースト
デザートにチョコレートとラズベリーのチーズケーキ
パッションフルーツのアイスクリーム添えをいただきました。



ムーディーでしょう。ヴァレンタインだからという
わけではなく、これが通常のパブの夜の照明です。

21:00 | - | comments(0) | trackbacks(0) | author : yamamotohotel
ハートのスコーン

バーバリー、ヴィトン、ブルガリ、シャネルと
高級ブティックが並ぶニューボンドストリート。
この通りの近くにリサーチに行ったので、
エルメスで働いている友人の顔をチラリと
覗きにいってきました。彼女はイギリス人と
結婚され、ロンドン暮らしも長いのです。

仕事が終わった後、ホットチョコレートでも
という話になり、セルフィリッジ(デパート)の
地下のティールームへ向かいました。

「クリームティーもいいね」という彼女の言葉に
つられて、私もすっかりクリームティー気分に。
二人でクリームティーを注文しました。
ちなみにイギリスではスコーンとお茶のセット
のことをクリームティーといいます。

スコーンはたいてい2個で、クロテッドクリームと
ベリー系のジャムがついてきます。
お茶は茶葉が選べて、ティーポットでたっぷり。
フレッシュなミルクも必ずついてきます。
これがイギリスのクリームティーです。



セルフリッジのスコーンは、
ヴァレンタインが近いせいかハート形でした。
1つはプレーン、もう1つはレーズン。
クリームティーが並ぶテーブルを見ながら、
いただいている瞬間、幸福度数100%でした。

09:07 | - | comments(0) | trackbacks(0) | author : yamamotohotel
大英博物館3

大英博物館の目玉といえば「ロゼッタストーン」。
でも私には真っ黒い石の塊にしか見えません。
ロゼッタストーンに代表されるように、
大英博物館には、古代エジプトのものが
多く展示されていますが、エジプトって
人(特にあのおかっぱみたいな髪型)や
文字がいまいちなんですよね。

ヨーロッパの起源の方が私の心をとらえるよう。
最後にしっかり鑑賞したいと思います。

素敵なテラコッタのレリーフを見つけました。


紀元前460年のテラコッタのレリーフ
若者をとらえたスフィンクス

これはギリシャのミロス島から出土したものだとか。
ちなみにギリシャ神話におけるスフィンクスは、
エジプトのそれとは異なり「女の頭と胸、
ライオンの胴、ワシの翼を持った怪物」とあります。

この動物やら人やらもかわいいでしょう。


紀元前460年の手作りの動物たちです
古代ギリシャの一地方であったボイオーティアで
作られていたものだそう、色づけもオリジナル

きわめつけは、この女性のオブジェ。


紀元前430〜400年、三つ編みをした女性

動物と同じボイオーティアで作られていたもの。
この土地があった辺りでは、こんな独特な形の
テラコッタが多く出土しているとか。
何ともいえない質感と形にうっとりです。

大英博物館巡りは、これにて終了。

余談ですが、今回大変役に立ったのは、
マンガ「王家の紋章」で得た知識です。
古代エジプト時代に実在した隣国の名前など、
うっすら覚えていたので、英語を見て
なんとなくわかったのでした。

08:20 | - | comments(0) | trackbacks(0) | author : yamamotohotel